お気に召したらTB並びに、ワンクリックお願いしまぁ~す!
人気blogランキング にほんブログ村 テクノラティJAPAN p-netbanking
第18戦 Brasile GP の決勝が行なわれ、レースはFerrariのFelipe Massaが圧倒的な走りで優勝したものの、1ポイントの僅差で
McLaren MercedesのLewis Hamiltonがトップの座を死守し
ワールドチャンピオンのタイトルを獲得しました!!おめでとうございます!!!一方、コンストラクターズポイントですが、
FerrariがMcLarenの猛追撃をかわし
コンストラクターズチャンピオンのタイトルを獲得しました!!こちらもおめでとうございます!!!しかし、今シーズンも最後の最後まで本当に楽しませていただきました。いやぁ〜F1って本当にいいもんですね!
レース開始直前からスコールに見舞われるなど天候に左右される展開となった今回のレースですが、その影響は最後の最後まで続き、またひとつF1史に残るドラマを生み出したのでした。前回の Cina GP 終了時点でのドライバーズポイントトップHamiltonと2位Massaとのポイント差は7ポイント。今回の Brasile GP では何としてもこの7ポイント差をひっくり返し奇跡の大逆転劇を実現させたかったMassaは出来る限りの最高のパフォーマンスを披露し見事優勝。望みはHamiltonが何位でチェッカーを受けるかに託されたのですが、残り3周で5位走行中だったHamiltonをToro Rosso FerrariのSebastian Vettelが奇跡のオーバーテイク!6位に後退したHamiltonがこのままチェッカーを受けることになれば、ポイントでこそMassaと同じ97ポイント獲得となるのですが、シーズン優勝回数で1勝上回るMassaに軍配が挙がることとなります。この時点でMassaファン埋め尽くすスタンドはお祭り騒ぎ!昨年同様ドラマが生まれる…と、思いきや最終ラップ、別の意味でのドラマが待っていたのでした…。レース終盤に再び降り出した雨で多くのチームがスタンダードウェットタイヤに交換する中、Toyotaは何とかこのチャンスを生かしたいとドライタイヤ走行続行を決断。結果4位までポジションを上げることとなったTimo Glockだったのですが、最終ラップで雨足が更に強くなり痛恨の大幅タイムロス…Vettelに続きHamiltonにも抜かれる形となり、結果Hamiltonが5位でチェッカーを受け、1ポイント差でMassaを押さえワールドチャンピオンに輝いたのでした。この最終ラップでの出来事を把握できていなかったMassaの父と弟は逆転優勝を達成したものだと大喜びだったのですが、直ぐに現状を把握し落胆の表情を浮かべたのでした…。現在イタリアでは、このToyotaのドライタイヤ仕様続行の決断に対し非難の声が集中しています。でも、これもイチカバチカの勝負ですから仕方ないんですけどね…タイヤ交換していればHamiltonの前に出ることはなかったでしょうし。この持って行き場のないイライラを何処かにぶつけたいんでしょうね。実にイタリア人らしい…
それでは、ほろ苦い地元レース優勝を果たしたFelipe Massaと、F1参戦2年目にして見事ワールドチャンピオンのタイトルを獲得したLewis Hamiltonのコメントです。レース直後にそれぞれが流した涙には違った意味が込められていました。観ていた僕も心が熱くなってしまいました…
Felipe Massa
「僕自身、今日の走りと素晴らしい結果を誇りに思うよ。僕もチームも100%以上のものを出し切り、大きな仕事をやってのけた。残念ながら十分ではなかったけどね。信じられないエピソードもあったけど、レースってのはそういうもんさ。Lewisは素晴らしいシーズンをやってのけた。彼におめでとうの言葉を贈りたいよ。とにかく僕達はコンストラクターズチャンピオンのタイトルを手に入れた。これが良い仕事をやってのけたんだってことへの証しだよ。そりゃ、浮き沈みはあったけど、良いチャンピオンシップを戦えたと言えるんじゃないかな」
Lewis Hamilton
「今の思いを全て言葉にするのは不可能だよ…家族みんながここにいる…僕の父も。多くの人々に支えられながらの長い道のりだったよ。この1年を通してチームは本当に素晴らしい仕事をしてくれた。多くの犠牲も払ったけど、今それが報われた気がするよ…。レース終盤の雨が降り出すまではとても冷静だった。タイヤの摩耗に少し苦しめられていたけど、何とか後続マシンを押さえることはできていたからね。でも、雨が降り出してからは何としてもリスクを避けたいと思い走っていた。そうこうしているとVettelが僕を抜き去り、チームから”タイトル獲得のために何としても抜き返せ”との指示が出たんだ。最終コーナーで僕の心臓は爆発寸前だった…その時ゆっくりと走行中だったGlockを見た時は、"信じられない!"と思ったよ。全身に痛みのようなものを感じていた…何が起こっているのか、これから何が起きようとしているのか混乱状態だったんだ。本当に嬉しかった…ただただ神様に感謝するだけだよ。僕の人生において一番厳しいレースだった…。Felipeには今日の勝利におめでとうと言いたい。今日の彼のドライビングは素晴らしいものだった。正直に向き合えるライバルだと思うし、来年の彼との戦いに向けて準備はできているつもりさ」
今回のレースにおけるメイクドラマの立役者となったToyotaのTimo Glockですが、可哀想にそれなりに責任を感じているようです。レース直後には多くの報道陣に囲まれインタビューの嵐…彼は次のようにコメントしています。「Mssaがチャンピオンになるためには僕が残りもう少し粘っていれば良かったなんて…でも、正直に言うけどあの時はドライタイヤでの走行は不可能に近い状態だったんだ。期待していたみんなには謝りたいと思う。でも、タイヤ交換のためBOXに入っていたらLewisは僕の前に残っていたと思うよ」何だかちょっと可哀想になってしまいました。だって彼自身何も悪いことはしてないんですもんね。結果的に悪者っぽくなっただけで…。そりゃ、Ferrariファンの私としてもその瞬間、「え〜〜〜っ!!!!そんなのアリ?」って思わず突っ込んでしまいましたが(苦笑)これも勝負の世界ですから仕方のないことです。でも、しばらくはFerrariファンの前には姿を見せない方がいいかもしれませんね。
まだ確定した訳ではありませんが、Red Bull RenaultのDavid Coulthard、HondaのRubens Barrichelloがこの Brasile GP をもってF1を引退するのではないかと言われています。(それだけにCoulthardの速攻リタイヤは可哀想でした…)僕の中ではそれぞれサーキットにいて当たり前なドライバーなのですが、そんな彼等が来季からいなくなるのかと思うとちょっと寂しい気がします。思えば1991年にイギリスF3選手権で争っていたんですよね…この2人(結果、Barrichelloが優勝したんですが)。それぞれ、Mika HakkinenやMichael Schimacherといったチャンピオンドライバーのチームメイトを勤め上げ苦労も多かったことと思います。今後はどのような形での生活を予定しているのかは分かりませんが、もし引退するのであれば、とにかくゆっくりとした生活を送ってもらいたいと思います。本当にお疲れ様でした。
今年も様々なドラマが生まれ、シーズンの幕が閉じました。昨年はFerrariの劇的な逆転勝利。今年はMcLarenの大ドンデン返し。こういうことがあるからこそF1を観続けているんだと思います。さぁ、来年はどんなシーズンになるんでしょうね?今後のドライバーの移籍にも注目したいところです。来年は3月29日の Australia GP より開幕が予定されています。しばらく期間が空いてしまいますが、期待大で楽しみに待ちましょう!!
2008/11/02 Brasile GP 決勝結果
01. Felipe Massa / Ferrari 1h47:00.000
02. Fernando Alonso / Renault +0:13.298
03. Kimi Raikkonen / Ferrari +0:16.235
04. Sebastian Vettel / Toro Rosso Ferrari +0:38.011
05. Lewis Hamilton / McLaren Mercedes +0:38.907
06. Timo Glock / Toyota +0:44.368
07. Heikki Kovalainen / McLaren Mercedes +0:55.074
08. Jarno Trulli / Toyota +1:08.433
09. Mark Webber / Red Bull Renault +1:19.666
10. Nick Heidfeld / BMW Sauber +1 Lap
11. Robert Kubica / BMW Sauber +1 Lap
12. Nico Rosberg / Williams Toyota +1 Lap
13. Jenson Button / Honda +1 Lap
14. Sebastien Bourdais / Toro Rosso Ferrari +1 Lap
15. Rubens Barrichello / Honda +1 Lap
16. Adrian Sutil / Force India Ferrari +2 Laps
17. Kazuki Nakajima / Williams Toyota +2 Laps
18. Giancarlo Fisichella / Force India Ferrari +2 Laps
Ret Nelsinho Piquet / Renault 0 Lap
Ret David Coulthard / Red Bull Renault 0 Lap
ドライバーズ チャンピオンシップ
01. Lewis Hamilton / McLaren Mercedes
98
02. Felipe Massa / Ferrari
97
03. Kimi Raikkonen / Ferrari
75
04. Robert Kubica / BMW Sauber
75
05. Fernando Alonso / Renault
61
06. Nick Heidfeld / BMW Sauber
60
07. Heikki Kovalainen / McLaren Mercedes
53
08. Sebastian Vettel / Toro Rosso Ferrari
35
09. Jarno Trulli / Toyota
10. Timo Glock / Toyota 25
11. Mark Webber / Red Bull Renault 21
12. Nelsinho Piquet / Renault 19
13. Nico Rosberg / Williams Toyota 17
14. Rubens Barrichello / Honda 11
15. Kazuki Nakajima / Williams Toyota 9
16. David Coulthard / Red Bull Renault 8
17. Sebastien Bourdais / Toro Rosso Ferrari 4
18. Jenson Button / Honda 3
コンストラクターズ チャンピオンシップ
01. Ferrari 172
02. McLaren 151
03. BMW Sauber 135
04. Renault 80
05. Toyota 56
06. Toro Rosso 39
07. Red Bull 29
08. Williams 26
09. Honda 14
お気に召したらTB並びに、ワンクリックお願いしまぁ~す!
人気blogランキング にほんブログ村 テクノラティJAPAN p-netbanking